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クローバー薬局では、今日も春香が指名(かかりつけ薬剤師)を取れず、落ち込んでいた。

春香
はぁ…。また、指名とれなかった…。 

久美子
春香、あなたの投薬全て見てたわ。

春香
えっ!?こっそり見られてたなんて嫌だなぁ。
きっと、お説教だ。
久美子
どうして指名取れなかったと思う? 

春香
ほら、やっぱりお説教だ。 

春香
私に知識が足りなかったので、信頼してもらえなかったのだと思います。 
久美子
違うわ! 

春香
返答はやいっ!しかも、違うのか。 
久美子
もっと簡単な理由よ。
もう一度考えてみなさい。 

春香
えぇ?わかんないよ。 
久美子
……。 

春香
私の話し方がたどたどしいから…。 
久美子
それも、ぜんぜん違うわ‼︎ 

春香
ひぃっ!!怖い……。
さらに声が大きくなったし。ここは素直にわからないと言っておこう。 

春香
わからないです……。 

久美子
じゃあ、教えてあげるわ。
あなたの患者さんを良くしたいという気持ちが足りないからよ。 

春香
はぁ…。気持ちですか。 

春香
そういう感情論は苦手なんだよなぁ。 
久美子
一生懸命な気持ちさえ見せれば患者さんはあなたを信頼してみようと思うわ。 

春香
一生懸命ですか……。 

春香
でた!一生懸命。一生懸命を応援するのはいいけど、自分が熱くなるのってなんか恥ずかしいし。私には無理…。 
久美子
例えば、彼氏がデートに遅刻してきたとするじゃない。 

春香
どうして彼氏なの……。バブルの人のたとえって、恋愛系が多いのよね。
まぁいいか。とりあえず話をきこうっと。 
久美子
その時にダッシュで汗だくで走ってくるのと、チンタラ歩いて来るのだったらどっちがいい? 

春香
うーん、汗だくは嫌だけど、チンタラ走ってくるのも怒れるなぁ。 
久美子
ダッシュで汗だくでしょ? 

春香
まだ私答えてないのに……。本当はどっちでも、いいけど同意しておいたほうがいいかな。
春香
まぁ、そうですね……。 

久美子
それと一緒!
薬の在庫がなければ何とかする。わからなければすぐに調べる。
あなたは、私にあなたの薬を任せてください!って気持ちが足りないのよ。 

春香
確かに言われてみればそうかもしれない。

春香
でも私、自信なくて任せてなんて言えないです……。 
久美子
はぁ⁉︎
自信無いなら薬剤師なんてやめなさい! 

春香
えっ⁉︎だって、私、新人だし…。 
久美子
新人とか関係ないから‼︎
現場にいればキャリアなんて関係ないの。私もあなたも同じ薬剤師なのよ!
それにね、自信なんて、何もせずにつくものじゃないわ。
自信が無いなら、自信もてるまで必死に勉強しなさい!
あなたはその努力すら怠っているわ! 

春香
悔しい、悔しい……。

春香
私だって会社の研修で勉強してきてます。
それで勉強が足りないって言うなら、研修のレベルが低いんじゃないですか? 
久美子
はぁ?あなたどこまで他人のせいにすれば気がすむわけ?
勉強なんてね、そもそも自分でやるものなのよ。他人から言われてやるものじゃないの。
研修ってのはね、ほっとくと言われた事しかやらない「ゆとり」のためにやってあげてるの!
それぐらいわかりなさい! 

春香
ぎゃふん……。
もう言い返せないし、言い返すのも面倒だから、もうやめよう。 

春香
すいませんでした。 
久美子
わかればいいのよ。

春香
久美子先輩、私はこれからどうしたら指名を取れるのでしょうか? 
久美子
そんな事自分で考えなさい‼︎ 

春香
ここまで、お説教したのに、具体的な方法は教えてくれないの⁉︎ 

今日のまとめ
・バブル世代の仕事術は、気合と根性。熱血漢が多く面倒見は良いが、たまにウザい。
・ゆとり世代は人のせいにしがち。できない事は自分のせいではなく、教えてもらっていないからという思考。
・ゆとり世代は自分から考えて動く事はあまりなく、バブル世代には具体的方法や論理的な結論を求めてはいけない。

※このお話は、著者の偏見に基づいています。「バブル世代」「ゆとり世代」等の表現は、誇張した表現をしていますので、それを楽しんでください。