とも さん
さぁ、今回はPart3!

ひろ さん
Part1と、Part2はこちら♪
とも さん
読んでない人は、ぜひ、Part1から読んでくださいね♪

ひろ さん
では、本編に入る前に今回のケースをおさらいしておきましょう。
ケース1
80代女性Mさん。生活は自立している。収縮期血圧150mmHg、HbA1c7.5%
【現在の処方】
・ピオグリタゾン錠30mg 1錠 分1 朝食後
・シタグリプチン錠100mg 1錠 分1 朝食後
・バルサルタン錠80mg 1錠 分1 朝食後
・アムロジピン錠5mg 1錠 分1 朝食後
・フロセミド錠20mg 1錠 分1 朝食後
・レバミピド錠100mg 3錠 分3 毎食後
・ランソプラゾールOD錠15mg 1錠 分1 夕食後
・ブロチゾラム錠0.25mg 1錠 分1 就寝前

とも さん
前回と、前々回は「ムコスタとタケプロン」「アクトスとラシックス」について突っ込みました。

ひろ さん
さぁ、あと一つツッコミどころがあります。
それはわかった?
とも さん
はいっ!

ひろ さん
はい!ともさん、解答をどうぞ!
とも さん
グラクティブの100mgです!

ひろ さん
…。
とも さん
…。

ひろ さん
ファイナルアンサー?

とも さん
いえす。ファイナルアンサー。

ひろ さん
…。
とも さん
…。

ひろ さん
正解‼︎
とも さん
やったぁ!

ひろ さん
じゃあ、ともさん解説をお願いします♪
とも さん
この患者さんは、80代で高齢であり、女性です。
よっぽど体重がなければCcrは50を切っているはずです。

ひろ さん
うん、うん。それでそれで?

とも さん
グラクティブは腎機能で用量を調節します。
この患者さんは女性で80歳を超えているため、Ccrはおそらく50を切っています。
Ccrが50を切った場合の最大用量は50mgです。
この場合、最大量を超えている可能性があります。

ひろ さん
そうだね。
これは過量投与だね。
とも さん
はい。過量投与です。

ひろ さん
ポリファーマシーは薬の数を減らすのも大切だけど、過量投与を通常量にするってのも大切だよね。
とも さん
はい、そう思います。

ひろ さん
じゃあ、過量投与の場合、気になるのは副作用の発現の有無だよね。
何を確認しようか?
とも さん
まず、重大な副作用が発現していないか確認します。

ひろ さん
そうだね。重大な副作用が起こっていたら大変だから優先的に確認しよう。
じゃあ、グラクティブの重大な副作用は何?

とも さん
えっと、いろいろあります。
アナフィラキシー、低血糖や、肝機能障害、腎機能障害、あとは…。

ひろ さん
ともさん、重大な副作用はたくさんあるね。
緊急性の高いものをまず確認しよう。
とも さん
えっと、緊急性の高いものは、「アナフィラキシー」と、「低血糖」。
あとは、大急ぎでやらなくても大丈夫だし、採血が必要なものもあるので、できません。

ひろ さん
そうだね。
じゃぁ、患者さんのところに行って、まず何をする?
とも さん
アナフィラキシーで一番わかりやすいのは湿疹です。自覚症状が無いか確認して、私も目視して無い事を確認します。

ひろ さん
そうだね。湿疹は自覚症状がわかりやすいから、もし出てたらすぐわかる。
それに、いきなり100mgを飲まされたわけでは無いだろうから、おそらくアレルギー症状は無いと考えられる。
でも、無い事を確認しておかないとね。
じゃぁ、そのあとは何をする?
とも さん
はい。血糖値を測ってもらって確認します。

ひろ さん
他にできる事はない?

とも さん
あっ、でもその間に腹部症状が無いかグル音呼吸音を確認しておきます。

ひろ さん
それは何のために?
とも さん
副作用で「イレウス」「間質性肺炎」の報告があるからです。

ひろ さん
素晴らしい!
とも さん
じゃぁ、ひろさん急ぎましょう!

ひろ さん
ともさん、そんなに急ぐ事はないよ。
とも さん
でもでも、低血糖が気になりますっ!

ひろ さん
ともさん、一旦落ち着こう。DPP-4の作用機序だと低血糖のリスクは低いし、それ以外の症状も出ていれば、もっと早く訴えがあるはず。

とも さん
はっ!たしかに!!

ひろ さん
まだ、慌てるような時間じゃない。
とも さん
せ、仙道さん⁉︎

 

 

ひろ さん
というわけで、減薬の考え方がわかったかな?
とも さん
はいっ!わかりました!

ひろ さん
薬を減らすの簡単じゃない。
減らすまでにたくさんの確認事項がある。それを怠って減らした場合、大事な事を見落としている可能性があるって事。
とも さん
なんとなく減らせそうだなぁで、減らすのは危険ですね!

ひろ さん
そういう事!

とも さん
じゃあ、今回はこの辺で♪

ひろ さん
また、今度〜♪