yahooニュースより

厚生労働省は、薬剤師国家試験の合格基準を変更したことを都道府県に通知した。医道審議会薬剤師分科会の検討部会がまとめた見直しに関する中間報告を受けたもので、必須問題の各科目の得点の基準を引き下げた。合格基準の変更については、来年2月に実施予定の第101回試験から適用されるという。【新井哉】

検討部会の中間報告では、6年制課程導入後の国家試験の合格率について、年度によって60.84―88.31%と大幅な変動があることを指摘。「このような状況が継続することは、決して望ましいとは言えない」とし、解決策を講じる必要性を挙げていた。

こうした状況を踏まえ、これまで「50%以上」の得点が求められていた必須問題の各科目については「30%以上」と基準を引き下げた。また、一般問題については各科目の得点に関する基準を廃止した。

話題の国家試験合格基準を緩和の記事。
合格率があまりに低いので、足切りを緩くしたわけです。
問題は足切りよりも、全体の正答率の低下なので、足切りを緩くしたからといって、合格率に大きな変動があるとは考え難い。
しかし、これは少しでも合格率を上げたい(問題難易度も下げる)という方向性も含むのか、
それとも、合格率を上げようと努力している姿勢をみせるだけ(問題難易度は下げない)なのかは、
101回の問題をみてみないとわからない。

私の意見は、
「国家試験の合格率は上げる必要もないし、問題も易化させる必要はない」
その理由は、
「命を扱う医療の場に、質の悪い薬剤師は必要ない」
からだ。

そもそも、正答率の低下の原因は、学生の質の低下、教育の低下、である。
学生の質の低下の原因は「ゆとり教育」の影響が少なからずある。
しかし、それだけではないだろう。
大学教育にも問題はある。
薬学部を4年制から6年制にして質を上げてきたはずだが、
全くと言っていいほどその結果はでていない。
足した2年間がほぼ無駄になっているのが現状だ。
原因は、学生の質の上昇がない事に加え、教育機関の質もたいして変わっていない事だ。
なんとなく実習期間を延ばしたが、学生のモチベーションは依然低く、受け入れ施設も十分な教育を与えていない。
これでは実習期間を延ばしても、無駄な時間が延びただけで、それ相応の結果がでないのも当然である。

それではどうしたらよいのか?
・CBT、OSCEの難易度を上げる
(ふるいをより厳しくする事で、学生に実習前に十分な能力とモチベーションを与える。学生のレベルアップ)

・実習受け入れ施設に試験、監査を導入し、認定実務実習指導薬剤師に試験を課す。
(教育のレベルアップ)

以上2点が必要であると考える。
実習のために2年間ふやしたのだから、その実習を充実させるしかない。
大学、実習先、双方の努力がなければ、結果は出る事はない。
そのために何をするべきか、今一度考えるべきではなかろうか。