薬剤師が誰よりも簡単に説明するシリーズ、第3回はカルバペネム系です。
では、早速押さえておきたいカルバペネム系はたった1つだけご紹介します。
メロペンだけは特徴をすぐに言えるようにしましょう。

絶対覚えておきたい1つのカルバペネム
・ど定番メロペン。ほとんどの菌をカバー。初期治療や発熱性好中球減少症にも。デパケンと併用禁忌。

カバーする菌は、グラム陽性菌と陰性菌ほとんど。
効かないのは、レジオネラやサルモネラ、カンピロバクター。あと、肺炎クラミジアや肺炎マイコプラズマくらい。
ほとんどの菌をカバーすると言っても良い。
レジオネラやサルモネラなら、クラビットやジェニナックを使えばいいし、クラミジアやマイコプラズマならジスロマックで良い。これらの疾患は特徴的な症状がでるため、わざわざメロペンを使う事もなかろう。
また、各種臓器に移行性も良いため、迷ったらとりあえずメロペンを使用している医師も少なくない。
もちろん、その間に血培とってもらって、デ・エスカレーションしてくれれば良いのだが、効いている事を良い事に、そのまま継続されるケースも多いのではないだろうか。それは問題なのだが、今回は省略。
最近流行っているのは、重症肺炎にメロペン3g分3。やっぱ効くよね、効くと思う。
あと、覚えておいて欲しい事は、デパケンと併用禁忌。デパケンの血中濃度をさげるため。

おまけ
オラペネム
カルバペネム唯一の内服。適応は、肺炎、中耳炎、副鼻腔炎。左記疾患にニューキノロンを使いたいが、小児のため禁忌。それなら、抗菌作用も強いオラペネムで。

おまけ2
ファロペネム
ペネムってついてるけど、カルバペネムではない。そのため、緑膿菌には効かないので注意。