みなさん、その抗菌薬適正ですか?
感染症を治療する時はほとんどの場合、抗菌薬を使用します。
例えば、ジスロマックが処方され、患者さん(成人)からは「先生には副鼻腔炎と言われました」としましょう。
その場合、みなさん何を考えますか?

 

まず、以下の事を確認するでしょう。
・副鼻腔炎の自覚症状
・原因菌は何か?
・副鼻腔炎の標準的な治療法

 

~副鼻腔炎の主症状~
発熱、咳嗽、鼻閉、膿性鼻汁、後鼻漏、上顎歯の痛み、頬部や前額部の痛み、前かがみで増悪する頭痛など

~主な原因菌~
ウイルス性
細菌性
①S.pneumoniae
②H.influenzae
③Moraxella catarrhalis

~主な治療法~
①の場合:AMPC(サワシリン) 500㎎ 1日3~4回
②の場合:SBTPC(ユナシン) 375㎎ 1日3~4回
CVA/AMPC(オーグメンチン) 375㎎ 1日3~4回
③の場合:CAM(クラリス) 200㎎ 1日2回
あるいは、①②③に関わらず、AZM(ジスロマック) 2g 単回

 

どうでしょう?すべてわかりましたか?
やっぱり、薬剤師なら上記の事くらいは理解して調剤、指導をしたいですね。
もちろん、ガイドラインやエビデンスを確認する事は重要ですが、それをしている時間はなかなかないですよね。
そんな時は、この本
感染症レジデントマニュアル第2版 著:藤本卓司
感染症レジデントマニュアル
実は、上記の主症状、主な原因菌、主な治療法は、この本のコピペなんです。
必要なポイントがすぐにわかります。
また、薬剤師ではなかなか考えない、診断方法まで記載されており、どういった検査や考え方で病名をつけたかがわかります。
どんな検査をしたか理解することで、患者さんの立場に近くなるし、診断方法を知ることで医師の気持ちにも近づけます。

そして病態以外にも、起炎菌と第一選択薬のことや、腎機能障害時における薬剤投与量の調節も記載され、必要十分な内容!
感染症の辞書として、一番おすすめです!