先日、歯科医が主催する「いつもの勉強会」と私の所属する「やくたま」のコラボ勉強会を開催し、その中で、全国統一糖尿病薬テストを開催しました。
その時の問題はこちら
問1 アマリールの一般名は何?
A グリメピリド
B トルブタミド
C グリクラジド
D ナテグリニド

問2 アカルボースの商品名(先発名)は何?
A アクトス
B グルコバイ
C セイブル
D ベイスン

問3 DPP-4阻害剤でないのはどれ?
A ジャヌビア
B エクア
C スイニー
D バイエッタ

問4 GLP‐1受容体作動薬でないのはどれ?
A バイエッタ
B ビデュリオン
C リキスミア
D レミケード

問5 SGLT-2選択的阻害薬でないのはどれ?
A スーグラ
B ルセフィ
C メタクト
D アプルウェイ

問6 メタクトは何と何の合剤?
A アクトス と メトグルコ
B アクトス と アマリール
C セイブル と アクトス
D グルファスト と ベイスン

問7 アクトスの記述で間違っているものはどれか
A 心不全禁忌
B 浮腫の副作用が報告されている
C 膀胱癌との関連が示唆されている
D 食事の影響を受けるため食前投与だ

問8 SGLT-2選択的阻害剤スーグラに一番多く報告された重大な副作用はどれか?
A 湿疹
B 頻尿
C 低血糖
D 膀胱炎

問9 DPP-4阻害剤の特徴として間違っているのはどれ
A 食後高血糖、空腹時高血糖、両方改善する
B 低血糖を起こしにくい
C 飲み始めに吐き気や下痢がでることがある
D インクレチンの生成を阻害する事で効果を発揮する

問10 次の処方は1型糖尿病、2型糖尿病どちらと推測されるか
処方)ノボラピッド注フレックスペン
毎食直前 朝15 昼15 夕15
レベミル注フレックスペン
寝る前 20
A 1型
B 2型

みなさん、いかがでしょう?
はこちら
abddcadada
全問正解できましたでしょうか?
薬剤師、歯科医師、栄養士等、多職種20名弱が受験しましたが、残念ながら10点満点はいませんでした

じつは、これはしてやったり♪

問題作成者としては10点満点をとらせるつもりはなかったので、思い通りです。
というのも、このテストを開催する理由は、点数をつけて、できる、できないを分けるためではありません。

このテストを開催する理由の1つは、
「自分がわからない事、知らない事を認識する」
です。

私達は社会に出たら学校のテストのように自分を評価してくれるものはありません。
そのため、毎日の業務ができれば、自分はできるつもりになっています。
しかし、それはただ同じ事をこなしているだけなのです。
毎日同じような調剤をしていれば、それはできるつもりになってしまうのかもしれません。自分の知らない事に気づく事もありません。
今回このようなテストを通じて、自分は何を知っていて、何を知らないのか、それを知って欲しかったのです。

これから予定されている全国統一薬剤師テストも同じです。

今回は糖尿病薬でしたが、それ以外のすべての薬について基礎力があるかどうかを問う問題を出題予定です。自分が何を知っていて、何を知らないのか、一度確認してみませんか?

全国統一薬剤師テスト乞うご期待♪

ちなみに、先ほどの解説はこちら

問1 アマリールの一般名は何?
A グリメピリド ➡ アマリール(SU剤)
B トルブタミド ➡ ヘキストラスチノン(SU剤)
C グリクラジド ➡ グリミクロン(SU剤)
D ナテグリニド ➡ ファスティック、スターシス
(即効性インスリン分泌促進薬)

問2 アカルボースの商品名(先発名)は何?
A アクトス ➡ ピオグリタゾン(インスリン抵抗性改善薬)
B グルコバイ ➡ アカルボース(α−GI)
C セイブル ➡ ミグリトール(α−GI)
D ベイスン ➡ ボグリボース(α−GI)

問3 DPP-4阻害剤でないのはどれ?
A ジャヌビア  ➡ ○
B エクア    ➡ ○
C スイニー   ➡ ○
D バイエッタ  ➡ GLP-1受容体作動薬
〜DPP-4阻害剤〜
グラクティブ、ジャヌビア、エクア、ネシーナ、トラゼンタ、テネリア、スイニー、オングリザ

問4 GLP‐1受容体作動薬でないのはどれ?
A バイエッタ   ➡ ○
B ビデュリオン  ➡ ○
C リキスミア    ➡ ○
D レミケード   ➡ 抗リウマチ薬〜GLP‐1受容体作動薬〜
ビクトーザ、ビデュリオン、バイエッタ、リキスミア

問5 SGLT-2選択的阻害薬でないのはどれ?
A スーグラ ➡ ○
B ルセフィ  ➡ ○
C メタクト   ➡ アクトスとメトグルコの合剤
D アプルウェイ  ➡ ○
〜SGLT-2選択的阻害薬〜
スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、
アプルウェイ、カナグル

問6 メタクトは何と何の合剤?
A メトグルコ と アクトス  ➡ ○
Metformin + Actos = METACT
B アクトス と アマリール ➡ ソニアス
Solid(堅実)に(NI)血糖を改善するActosとSU薬の配合錠
C ネシーナ と アクトス ➡ リオベル
LIOn(ライオン)のように力強く、noVEL(新しい・画期的)な薬剤
D グルファスト と ベイスン ➡ グルベス
食後高血糖(グルコース:GLUCOSE)治療のベストチョイス(BEST CHOICE) を目指すことからグルベス(GLUBES)

問7 アクトスの記述で間違っているものはどれか
A 心不全禁忌 ➡ ○
B 浮腫の副作用が報告されている ➡ ○
C 膀胱癌との関連が示唆されている ➡ ○
D 食事の影響を受けるため食前投与だ ➡×
添付文書:通常、成人にはピオグリタゾンとして15mgを1日1回朝食前又 は朝食後に経口投与する。

問8 SGLT-2選択的阻害剤スーグラに一番多く報告された重大な副作用はどれか?
A 湿疹 重篤な副作用21件中13件
B 頻尿
C 低血糖
D 膀胱炎
上記すべて報告あり。
1月17日から4月30日まで副作用は133件で、薬疹が15件で最も多く、口渇11件、便秘10件、頻尿9件、膀胱炎8件

問9 DPP-4阻害剤の特徴として間違っているのはどれ
A 食後高血糖、空腹時高血糖、両方改善する
B 低血糖を起こしにくい
C 飲み始めに吐き気や下痢がでることがある
D インクレチンの生成を阻害する事で効果を発揮する。➡分解を阻害する事でインクレチンを増強

問10 次の処方は1型糖尿病、2型糖尿病どちらと推測されるか
処方)ノボラピッド注フレックスペン
毎食直前 朝15 昼15 夕15
レベミル注フレックスペン
寝る前 20

A 1型
B 2型

〜インスリンの単位の決めかたの一例〜
体重1kgあたり、0.8〜1.0単位/日
60%を速攻型で分3 + 40%を持続型で分1
例)体重60kgの場合、1日60単位
ノボラピッド 毎食直前 15−15−15
レベミル   寝る前   20

参考:
各種添付文書、IF
糖尿病リソースガイド(http://dm-rg.net)
糖尿病ネットワーク(http://www.dm-net.co.jp)