女子医の抗がん剤を院内調剤へ戻した事については、すでにみなさんご存知の事でしょう。
その真意を日経DIが取材してくれています。
ちょっと長くなっているので、要点のみまとめてみました。
ちなみに、本文はこちら

要点

・東京女子医大は2013年10月から、癌と腎移植後の患者で希望者は院内処方へ。
・実際院内処方にしたのは約2~3割、30人/日程度。
・院内処方にした理由は、すべての薬局と薬薬連携ができないから。6割は門前で、4割は門前外。加えて調剤薬局薬剤師の能力不足があった。
・具体的には、調剤薬局薬剤師のレジメンの知識不足、抗がん剤副作用の知識不足。
・「院内処方に戻したのは、薬価差益狙いではないか」について反論➡「病院としては医療安全の確保が最優先です」
・「レジメンが分からないと癌患者への服薬指導は困難」とのことですが、お薬手帳などを介してレジメンを院外薬局に開示しようという話にはならなかったのでしょうか。について反論➡「内服薬のレジメンを含めると、その数は400~500。きちんと情報共有を行っていくのは、極めて難しく現実的ではありません。」
・女子医は癌に関する研修会を実施している。しかし、調剤薬局からの参加人数は多くなく、しょせん「勉強会」と言っている。
また、この勉強会は「データを見ながら薬物療法を評価し介入していくというレベルには到達しないのです。」とも言っている。
・院内処方に戻すために、薬剤部の業務フローで見直した点は、チェックシートを作成。
実はこの時、「当院の薬剤師の中には、癌領域を専門としている薬剤師も多くいますが、全員ではありません。」と言っている。
また、「また、院内処方の患者さんに対しては、会計窓口で「初回アンケート」を渡し、記入してもらっています。」と言っている。
・「院内処方を行うに当たって増員したわけではありません。」
・院内で交付した薬剤の情報は、お薬手帳に記載していますか。➡している
・今後、その他の薬剤についても院内処方に戻していく考えはありますか。
山口事務長:マンパワー的に無理。
木村:特に服薬指導が必要な患者さんに対しては全面的に院内で処方し、院内で指導を行えたらと思いますが病院経営上、その中で優先順位を付けざるを得ません。
・今後どうする?
「患者さんのケアという意味では、やはり院内で処方し、院内で指導する方が良いと思いながらも、現在の診療報酬体系上、院内で処方すると赤字になってしまうので、やむを得ず院外に出しているという医療機関は多いのではないでしょうか。」

という事でした。
次回はこの記事に解説をつけていきます♪
ご期待あれ☆