実習生諸君!実習してますか?
病院でも薬局でも実習中で大きな時間をしめる調剤業務。
調剤業務は薬剤師の基本の仕事です。
これができなければ、次のステップに進めません。

しかし、調剤業務とは何でしょうか?
薬の数を間違えなく取ればそれでいいのでしょうか?
そうではありません。

調剤とは、処方意図を理解していなければいけません。
そうでなければ、薬剤師がピッキングする意味がありません。

実習生は職員と違って大急ぎで調剤する必要はありません。
優先するべきはスピードよりも、1つでも多くの事を勉強する事。
なぜなら、大金を払って勉強しにきているのですから。
たった処方箋1枚からでもたくさんの事を学ぶ事が出来ます。

例えば、呼吸器内科入院中の患者に、アドエアが処方された場合

RP)アドエア250ディスカス 1個
1日2回 1回1吸入

ありふれた処方ですが、たったこれだけでもたくさんの事が学べます。
例えば、
・アドエアの使い方は?
・アドエアの他の規格は何があるか?
・用法、用量は適正か?
・アドエアの禁忌は?
・アドエアの適応は?
・喘息だけでなく、COPDにも適応がある。患者はCOPDもあるのか?
・喘息、COPDとはどういう疾患なのか?
・発作時には何を使うのか?
・持参薬では何を使用しているか?喘息禁忌の薬は無いか?
・アドエアの薬価はいくらか?
・どこのメーカーか?
・これを使用している患者の状態は?
・血ガスを取っているか?とっていたら、状態はどうか?
・なぜ入院しているのか?喘息の重積発作が原因か?
・患者の現在の状態を実際に見に行けるか?
・酸素投与はしているか?
・呼吸数はいくつか?
・呼吸苦はないか?
・アドエアを吸う力はあるか?
・コンプライアンスはどうだったのか?

などなど、本当に1枚の処方箋だけで、これだけ考えられるのです。
たった1枚、されど1枚の処方箋です。
そこから何を学ぶかはあなた次第です!
始めるのに遅いはありません。
いまから、1つでも多くの事を学んで帰りましょう!
後悔のない実習を!